Nに依る余り役立つとも思えぬ書籍紹介
....【孤独な散歩者の夢想】
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ジャン・ジャック・ルソー/今野一雄訳/岩波文庫
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*孤独な散歩者の夢想*
しかし…此れ程 言い訳がましい或いは逃避的?な書籍も珍しい
特に前半から中盤にかけては しつこいばかりの印象である
此れ等は真摯な自己探求における当然の結果…なのかもしれないが
有益と思える箇所を見つけるのはなかなか難しい
此の書は1978年22版とあり相当ほったらかしにしていた様である
其れを今更になって読んだのには何かしら理由があるのかもしれないが
特にそれが何なのかは分からない
読後に少しだけ黒凰蝶に変化があったとしたら…
それは「さて取り合えず出来る事がら始めるか…」
なんて気分にさせられた事くらいかな
ルソーが受けた迫害?の数々を黒凰蝶は詳しく知らないが
彼の行動には途中 精神的に病んでる?と思わせる節が多々ある
現代でも有名人が鬱病になったりするようだが
何故かそうした事を連想させる
それにしても此の書で読者に価値が或るのは後半数ページだけだ
結局の処 此の書は単なる個人的弁明の書である様にみえ
後半部分にも見え隠れするのは【懺悔】…なのであり
真摯に書かれたのは本当の処だと理解出来る訳だが
そうだとすると
やはり此の書は読者に向けて書かれた物ではなく
云ってみれば神に対して書かれているのであろうと想像出来る
そんな風に思えるのも
黒凰蝶自身が歳を喰ったせいであろう
人は大抵老人になる程必要とするべき物が少なくなっていく
気になる事柄と云えば 最終的には死と其の後である
そうした意味では
此の最晩年に書かれた書は或る程度正直な物とも云えるし
其の意味での価値は或るのかもしれない
つまり此の書は【小説】ではないのである
さて
では…一体何であるのか? と云うと…
まあ、答えは難しい。それでも…
恐らく想像以上に私的な物なのだとは言えるのではないか
.....上記UP 20130317横浜にて…