Nに依る余り役立つとも思えぬ書籍紹介
...【異邦人】
... アルベール・カミュ/窪田啓作訳/新潮文庫
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ずばり異邦人が一番好きだ!
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カミュの【異邦人】は未だにアラユル文学作品の中で一番好きな作品
もし書籍を二冊だけしか所有出来ないなら…【カミュの異邦人】と【サルトルの嘔吐】にする
そして…一冊しか所有出来ないなら…やはりカミュの異邦人かな
著名な作家と云えども恐らく完成された作品は一つか二つしか生み落とせないでしょう
サルトルの【嘔吐】カフカの【変身】…
【嘔吐】に感激し他作品も結構読みましたが其れを超えるものには出会えませんでした
【変身】は強烈ですね しかし【城】等は存在価値は解りますが残念ながら只それだけです
そして【ペスト】は面白いですがどこかNHKの大河ドラマの様で私の好みではありません
【異邦人】は未だに古さを感じさせません…相当に昔の作品ですが…
きっと 何処か普遍性を備えているのでしょうね
さて 内容についてですが…
【殺したのは太陽のせいだ】と云うくだりは最も有名で
散々使い古されたものですが それでもやはり此の作品の重要なテーマでしょう
それにしても大変象徴的でかつ適度に抽象的な素晴らしいセリフ(シーン)を
よくぞ思い付いてくれたものです
やはり彼の生まれ育だった環境 風土的な事も影響しているのでしょう
そして 其の場面に結び付く一つの重要なシーンがあります
きっと【重要なテーマ】は共通しています それは冒頭の老人ホームでの描写ですが…
さて 皆さんはどう思われますか…?
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…と上記此処迄は以前他のサイトに【異邦人】に関して載せた文章をコピペしたものです
しかし
読み返してみると些か中途半端で終わっていて ちょい不親切だったかもしれません
そこで…此処では言いたかった事を少しだけ補足したいと思います
.......*CAMUS L'ETRANGER*
【老人ホームのくだり】でポイントとなるのは母親の死に対する態度だと思えます
其れは諸々の習慣化された行動に対する疑問符を備えたものと云えるでしょう
真摯に【意味】を考えた時…アラユル行為は陳腐です
特に習慣化され盲目的になされる行為は尚更です
人は生きる上において如何なるものに従うのだろうか?
聖書か?法律か?道徳か?
ムルソーは有りの侭に生きています…云ってみれば自然体ですね
人は何等かの指針が無いと生きてはいけないものです
大抵の場合其れ等は言語に依って成立させられてしまいますが
もし小さな子供の様に【何故?】と疑ってかかるとキット全てが疑問に化ける事でしょう
では普遍的に信頼に足る指針とは一体何なのでしょう?
其の様な物が果たして在るのか無いのかは解りませんが…
【純粋に自然と云うモノに委ねた時】…此れも一つの指針と云えるでしょう
つまり…私にはそうした一つの答えがイコールで【太陽のせい…】に
繋がっている様に思えるのです
太陽は正に自然の象徴として使われているのでしょう
ムルソーの老人ホームでの行動も やはり【太陽のせい…】なのです
まあ 解釈は人それぞれ色々あるのでしょうが…
ただ 此の本に関して特に優れている点は
哲学的命題と美術的な構成力が見事に融合している処だと思います
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...............上記UP 2011XXXX横浜にて…