ETRE & LANGUE

「副題」彷徨える詩人の為の不明瞭なガイドブック

俺は一体何を探していたと云うのだろうか?
気が付けば深い山中に一人立ちすくんでいた
両の腕で体を抱え込む…寒い
其処はは驚く程寒かった
俺は上空を見上げた そして
僅かな木立の隙間に黒い宇宙を見つけた

目眩は何時の頃からか…
忘れたよナニモカモ
やがて 霧が立ち込めて来た
そうして木立の僅かな隙間も消え失せる
霧は更に深くなり
もう己の足元すら解らない
空気はずっと肌寒むい侭であったが
終いには
俺自身が周りの霧と同化してしまい 寒さも消えていた
霧は このまま更に深まって…きっと

俺は記号と存在とを丸ごと見失う

上記UP 20101225